Think

I Think

相澤裕子のデザインへの考え方の素は、地球にやさしく生きる暮らし・・・。私達人間の立脚する環境の全てを考えて行く暮らしの中での基本は、着る・食べる・住む・遊ぶ・学ぶ・この行為は極めて普通の存在であり、人間と動物の違いの行為であると考えています。

普通の素となる考え方は、心と体を正しく形成し生きる「9」の内的意識から表現される美的センスと側面機能を形成する意識から表現される「5」の二要素を原形に原材料の持ち味と対話しながら完成するテイストを大事にしています。中でも食べる行為に作用する味覚「酢(さく)・苦(にが)・甘(かん)・辛(から)・(から)」の人間の起源に目を向ける時、生きるために服を着る・食べる・その行為をフォーカスしてみると、人間が俊敏に価値判断出来る行為でしょう。体は感覚意識と腦の二面一体化を繰り返されて行く中で、美味しい・不味い・好き・嫌い・・など沢山の記憶に置かれて意識の中で選択と表現が多彩になり心を培うのではなかろうか・・。生きて来た環境によって人間は皆微妙に異なる潜在能力があると実感しています。暮らしの中の物や習慣や、又文化は美しさの価値と利便性へ導いて行く・・デザインの存在意義は、人間が自他を意識して利・美・善のバランスを表現出来る知的な能力であると・・。

私達は、皆様の暮らしの進化へ製品デザインを綴り、貢献を心より望みます。

Work


私の履歴書

第1章

―出会いは大切である、ある意味出会によって多くの物語が綴られる、幸福という道へ、我が国のため・・ゆえに私は、その出会いに誠実と、そして又、さりげなく、センスを促し時の表現をする―

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私の父は、建築会社を設立し、庶民の暮らしに快適な建築デザインを先駆けて、まだ見ぬ世界のものを創造する改革的な経営者であった。祖父は東北の伯爵家の末裔に育ち、剣術の師範で母国に尽くした。母は、教育の改革に注いだ一女で、母の祖母は、新潟の経済的に豊かな環境下の箱入り娘で機織物の技術を指導し広げた女傑であった。両親には、人は何のために生まれたのか・・人々を幸福にする為に生まれてきている、学ぶ事より大きく遊び、良友を作りなさい・・と。厳格で寛容であった。私はその教育の思いを受けて、1976年聖徳大学進学―女性に必要な教養を身につけた。一方では、自分の使命は違う所にあると模索し渡欧時代を過ごす。教育者の道へ歩ませたかった両親に初めて反抗しファッションの道へ進む決意をする・・日本人として国際的な本物の存在を望み、1978年渡欧、
1979年フランソワーズ・モレシャンスティリストアカデミーへさらに進学―欧州流のプロフェッショナルコースにて学ぶ。カリキュラムは、おしゃれの本質とファッション産業へ貢献と又、欧州らしい革命のエスプリとセンスを徹底的に教育を受ける。同時に社交界のマナー並びにファッション・ビジネスに重要な40以上の講義を、最高峰の講師陣より学び受けて、1980年首席で資格を取得卒業した。卒業前1979年には英国流儀の教鞭をとっていた天野勝氏からの招集によって年無印良品創立者、元西部流通グループ代表堤清二代表との最大の出会いとなり1980年に株式会社西友オリジナル製品のブランドのディレクターへ就任し無印良品の命名の前より哲学とコンセプト等を持ち参画キーメンバーとして創造に注いだ・・。

物作りでも妥協をしない徹底的なセンスを中心に置き学校では学べないカリキュラムを自ら求道し、時間を作っては、母の友人のロンドナーからサヴィル・ロウの仕立てを学び、並行して人間工学衣服設計塾にて人間工学衣服設計士資格取得、及び染色家国宝認定師範を取得。

私の志は「地球と人に優しい日本の顔と文化になる製品群を世界へ創造する」である。この志は、堤代表と共感するものでもあった。クリエイティブチームの1人として堤代表の大志は、小売業革命と日本の顔となるクリエイションと暮らしと文化であった。1979年チームはその1つである無印良品の物作りと骨格創造に一才を注ぎ足跡を築いた。それはエポックメーキングと評価となりチームは一つの物語を綴った・・。後陣育成を考え、退官。
私は皮切りに、1975年東レ(株)本社オリジナルブランドのブランディングを手掛ける。
2000年では、ファッション・ビジネス総合研究所の松尾武幸代表(国際経済ジャーナリスト第一人者・業界の黄門様の存在)の招集を受けた。松尾氏との出会いは、人間工学衣服設計塾塾長(同工学設計博士・初CAD発明家)の導きであった。
松尾氏は繊研新聞社主幹ジャーナリストを退官して活動していた。海外及び我が国の繊維・アパレル・メーカー・小売業の構造改革と業界の経営者育成並びに組織構築、及びその根幹構築への支援を手掛けていた。
私は、氏のパートナープロデューサーとして企業の暖簾を世界へ認知を促すことと、並びに各企業の経営センスを高めることを、氏と共に研究し製品力を含む企業ブランディング顧問として成功の使命を果たして行った。

松尾氏他界により、氏の実績の一端を継承し、2015年に株式会社相澤裕子Protoを設立。
自社製品Y,izawaのアパレル及びインテリア製品のビスポークデザインと製造販売と、企業の顧問として世界の人々に幸福なファッション・ビジネスと経営革命を推奨し、何のため・・・本質とセンスを問い、感性経営を目指し、そして又、製品力や様々な課題解決へ経営者の皆様を中心に支援に努める。
iFAB(international Female Association Business,Lifestyle and Fashion)女性実業家の会を設立。
地球と人に優しく、持続可能な暮らしの質の向上を目指すプロジェクト。
一方で新聞のコラム執筆やセミナーや講演などの任を拝している。

第2章

未だ見ぬ世界の道へ、共に大志を持ち自社らしく一歩ずつ進みましょう・・。

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